2013年(平成25年)1月23日(水)、2012年暮れに完成した『星稜フォーラム』のこけら落としイベントのひとつとして、プレ星稜スポーツデーが開催されました。
『星稜スポーツのDNA』と題し、これまでの星稜スポーツを振り返り、今後どのように進化していくべきかについて、3名の星稜スポーツ指導者によるトークセッションが行われました。
星稜スポーツ黎明期から選手育成改革の時代を経て、心を育てる「星稜スポーツの人間教育」が確立されるまでを山下智茂名誉監督と河﨑護監督が語りました。
大森重宜大学陸上競技部部長は、地域・世界とつながる星稜スポーツであるための指導について「基本と心を教えてから技術を教える」など、情報世代が納得する指導が今後必要であるとしました。その上で、世界に通用する選手に必要なことは、「世界に出ることを意識している」「ヴィジョンを持っている」「世界の生々しい現実と自己を受けとめる」であり、これらの要素を擁するスポーツは世界がつながる共通のルールなのかもしれないと語りました。
スポーツを学んでいる学生・生徒たちにプロサッカーの本田選手からスペシャルなビデオメッセージが届きました。その場に集まった学生・生徒たちは「現状に満足せず、現在も成長したいと思うメンタリティは、星稜スポーツで培ったもの。後輩の皆さんも、途中であきらめることなく、夢に向かってつき進んでください」とのメッセージを誇らしげな表情で、受け取っていました。
最後に稲置慎也80周年記念事業企画・実行委員長(学園理事)の「多くのスポーツ選手を輩出してきた星稜のスポーツを振り返り、これまで以上の成果を出せるよう、星稜スピリッツを持って地域とともに発展していきたい」との『星稜スポーツビジョン宣言』で幕を閉じました。