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理事長メッセージ

 創立80周年を機に「星稜100年ビジョン」を発表し、その翌年度からスタートした中期計画期間の5年が経ちました。今年度からは向こう5年間の中期計画をスタートさせ、教育環境を力強く支えていくための取組を推進していきます。日本の18歳人口は、2005年には137万人でしたが、2018年には118万人、2031年には100万人を割り、2040年には80万人台まで減少します。さらに、グローバル化や情報化の進んだ現代社会では、これまでに経験したことがないスピードと規模で変化が起こっていくでしょう。 
 このような中において、いかにして志願者を増やし優秀な入学(園)者を確保するのか。
これからは、年齢や出身地域が今までとは違う学生、生徒の構成に変化するかもしれません。
 そのためには、革新的な方策転換が必要であり、具体的な検討を始めなければなりません。一つは、教育の質の向上であり、もう一つは財政基盤の安定化です。教育システムの質の向上はもちろん教育に携わる方々の質の向上が、今後重要になってくるでしょう。また、少子化等により、授業料による安定的な財源の確保が期待できない現状の中で、多様な自己収入の財源確保と支出の抑制のために、具体的な方策を策定していきます。
 最後に、学園教職員全員の理解と協力なくして、これらの目標・計画は実現できません。
地域社会からも信頼される、より魅力ある学園となるために、これからの5年間、10年間をより一層教職員の皆さんとの情報共有を図り、開かれた学園運営に努めてまいりたいと考えております。

学校法人稲置学園 理事長 稲置 慎也